中里和人新作写真集「Hikari no Hyochaku」(光ノ漂着)出版記念幻燈会
写真家中里和人さんの新作写真集の販売を記念し、中里和人さんをお招きして、スライドトークショーを開催いたします。
日本列島津々浦々の海岸で名前をなくした無数の漂着物を収集し行われた幻燈撮影とは?
実際の幻燈機で壁に光を投影しつつ、中里さんご自身に現代の玉手箱「Hikari no Hyochaku」を紐解き、そこに込めた想いや願いについてお話しいただきます。
夏休みの終わり、幻想的な光の体験。
お子様から大人まで幅広い年齢の方にお楽しみいただけるイベントです。
一冊一冊大切に販売したいとおっしゃっていた限定300部の写真集も当日販売させていただきます。
写真集『Hikari no Hyochaku』購入者は入場無料で幻燈会に参加していただけます。
1部 記憶のオブジェ幻燈会
中里さんが実際に幻燈撮影に使用されている幻燈機をお持ちいただき、その中にオブジェを入れて壁や床にその”像”を投影して鑑賞します。
海岸や路上のオブジェ、家の片隅で眠るデッドストック、nijiiroコレクションなどを会場の壁に写して鑑賞します。
幻燈機にいれて投影してみたいオブジェや思い出の品などのお持ちいただいても結構です。
2部 「Hikari no Hyochaku」作品上映会
日本各地の海岸の漂着物を幻燈撮影した「Hikari no Hyochaku」
海流に乗って漂着した様々なオブジェが、光の漂着物として再生された世界。
作品を鑑賞しながら撮影秘話なども含めじっくりお話ししていただきます。
日時:2021年8月28日(土)18:00〜19:30
会場:nijiiro
三重県多気郡大台町新田31
入場料:1,500円(写真集『Hikari no Hyochaku』購入者は本代に入場料が含まれます。)
定員:20名(予約制)
問合せ:電話 090-6583-6379 nijiiro 稲葉直也
写真集「Hikari no Hyochaku」 定価6,600円税込(限定300部箱付き/2021年
SPRING GALLERY発行)
南から黒潮と対馬海流、北から親潮とリマン海流の交差する日本列島には、何万年も前から
潮の流れに乗って様々な漂流物が流れ着いている。海辺を歩き、暖流と寒流という自然エネ
ルギーが運んできた無数のオブジェを採集。人工的な漂着物を幻燈機に入れ、海辺の壁面に
投影させた光を撮影したシリーズ。名前を無くし幻燈光になった漂着物たちが、海の彼方の
龍宮から来迎神のように闇に浮かび上がってきた。生命の再生と循環を願い、現代の玉手箱
として制作した、随所に手作りの痕跡をとどめた闇の最新シリーズ。
「Hikari no Hyochaku」(光ノ漂着)
南から黒潮と対馬海流、北から親潮とリマン海流の交差する日本列島には、何万年も前から潮の流れに乗って様々な漂流物が流れ着いている。海辺を歩き、暖流と寒流という自然エネルギーが運んできた無数のオブジェを採集。人工的な漂着物を幻燈機に入れ、海辺の壁面に投影させた光を撮影したシリーズ。名前を無くし幻燈光になった漂着物たちが、海の彼方の龍宮から来迎神のように闇に浮かび上がってきた。生命の再生と循環を願い、現代の玉手箱として制作した、闇の最新シリーズ。
プロフィール:
中里和人(なかざとかつひと)
1956年三重県多気町生まれ。写真家。東京造形大学教授。
日本各地の地誌的ドキュメントを中心に、小屋、路地など身体的スケールから見える、日本の社会的ランドスケープや
見えない無意識領域や夜景作品などを多数発表。
越後妻有アートトリエンナーレ2012,2015を始め各地のアートプロジェクトに参加、地域性や場所性を読み込んだインスタレーション、写真ワークショップ他、多数の写真展を開催する。
主な写真集に「湾岸原野」「キリコの街」「小屋の肖像」「東亰」「路地」「R」「ULTRA」「lux」「Night in Earth」
「Hikari no Hyochaku」などがある。さがみはら写真新人奨励賞、写真の会賞受賞。 http://www.nakazato.info/